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レ​ク​イ​エ​ム​(​Requiem)

from PIANISM by UtAGe

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ピアノを3台使用しています。
前作「PIANISTIQ」に収録されている「涼風」でも、ピアノを3台使用しましたが、今回まったく違うアプローチを試みました。
基本的に音域をいくつかに分けてポジションとして捉えるところに関しては同じです。でも、前よりももっと音が密集しているように感じられるかもしれません。
今回は合唱や弦の音の配置をモデルに音を置いてみました。歌や弦はそれぞれのパートがメロディとして「歌える」ものであると望ましいとされています(もちろんいろいろ例外はありますが…)

前作の解説でも述べましたが、ピアノ3台の楽曲が非常に少ない理由のひとつが、「2台で同時に同じ音を鳴らすと汚く聞こえる」という、割と致命的な弱点のせいでもあります。特に音が密集しているこの曲では、ぶつかりそうになる場面が多々あるのですが、可能な限りそれは避けなければなりません。

そのため、どうしても物理的に6本の手が全て配置できない場面がありました。また、最大片手で5音まで押せるので、わざわざ6本使う必要のないところもあります。

ということは、片手が何もしない場面がたくさん発生します。

そこで、空いた手を使ってリズムトラックを作れないだろうかと考えました。

20世紀のピアノ音楽は、奏法を拡張する方向に研究が進んでいきました。内部にゴムやボルトを仕込んでみたり、弦を指ではじいてみたり、さまざまな奏法が試みられました。その中には当然のようにピアノ本体を叩いて打楽器として使用するというものもありました。
ピアノを実際に叩いてみると分かるのですが、中に弦やら金属のフレームやらが仕込んでいるので、叩く場所や叩き方によっていろいろな音がします。これも追究しはじめるとなかなか奥が深いです。

この曲では、革靴で床を踏む音と、ピアノの鍵盤の蓋を叩く音の2種類をパーカッションとして使用しています。

ピアノとパーカッションという組み合わせは、お互いの足りないところを補えるとても理想的なコンビのひとつだと思っています。それをピアノだけで表現しました。

credits

from PIANISM, track released October 29, 2017
Compose & Piano : Sebastian
Lyrics : Wakuo Takafumi
Vocal : Katakiri Rekka

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