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涼風 (suzu​-​kaze)

from PIANISTIQ by UtAGe

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about

ピアノ3台と歌という編成です。
実はピアノ2台までなら世の中にたくさん楽曲があります。2台ピアノはかなり研究の進んだ分野といえます。
ところが3台以上になると作品数はガクッと減ります。

いろんな理由があります。例えば複数のヴァイオリンで同じドの音を鳴らすと、本数が増えるに連れて音色が変わっていきます。段々豊かな音になっていきます。オーケストラがアレだけの本数の弦楽器を必要とするのにはちゃんと理由があるのです。
でもピアノは2台以上で同じ音を鳴らしても、全然美しい音になりません。どちらかというと不快な音になります。
これは楽器の構造上の問題でどうしようもありません。

ということは、複数のピアノで曲を演奏するときは、なるべく同じ音を同時に叩かないようにしなければなりません。
つまり、台数が増えるに連れて、弾ける音の制約がどんどん増えていくのです。
演奏の自由度を考慮すると、また、得られる効果を考えると2台までになってしまうのが通常であるという部分は否定できません。

でも、2台で限界かといわれると、そんなこともないと思うのです。
ピアノが他の楽器に圧倒的に勝っている部分として、その音域の広さがあります。
これに関しては本当に圧倒的で、ヴァイオリンの約2倍、トランペットの3倍以上と、そもそもピアノに対抗できる楽器を探す方が大変です。
そして、そのすべての音域を自由に演奏できることもピアノの強みです。
ということは、「超低音」「低音」「中音」「中高音」「高音」「超高音」のように何となく6つのポジションを設定してやって、両手で計2音域担当すれば、ピアノ3台いけるんじゃないかということを考えました。
サッカーみたいですね。ポジション被らないように選手を配置するという意味で。

そうすれば、音域は広いけれど同時に鳴らせる音域には制約があるピアノが、同時にいろいろな音域で音を鳴らせるようになるとも思いました。もしかしたらピアノの楽曲というよりも、例えばミニマルの電子音楽であったり、ロックであったり、そういう音色に聞こえるんじゃないだろうかという想像の元、作りました。

出来上がったのがこの曲です。

credits

from PIANISTIQ, track released October 30, 2016
Lyrics:カヲル Compose:Sebastian Vocal:ハイ

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